施工実績の紹介
有限会社ヒロエ工業では、これまで数多くの造船溶接に携わり、内業・外業を問わず幅広い施工実績を積み重ねてまいりました。内業では、船の基礎をなす鋼材ブロックの製作を担当し、ミリ単位の精度が求められる溶接作業を確実にこなしてきました。外業においては、数十トンにも及ぶブロック同士を精密につなぎ合わせ、巨大な船体を組み上げる高度な技術を発揮しています。今後もこれまでの経験と信頼を活かしながら、より多くの実績を築いてまいります。
施工実績一覧
高圧タンク周辺溶接
化学物質を運搬する液体貨物船の高圧タンク周辺における溶接作業を担当しました。この部分は高圧に耐える強度が求められるため、特殊鋼材の取り扱いと高度な溶接技術が必要です。施工後はX線による非破壊検査(RT)を実施し、溶接部の内部欠陥を徹底的にチェック。厳格な安全基準をクリアすることで、船体の安全性と耐久性を確保しました。これにより、危険物の安全な輸送に貢献し、お客様からも高い信頼を得ています。

隔壁・配管支持部溶接
貨物船の内装部分である隔壁や配管支持フレームの溶接作業を担当しました。これらの構造物は、船体の強度を支えるだけでなく、貨物の安全な輸送や乗組員の安全確保にも直結する非常に重要な部分です。高精度の寸法管理と溶接技術を駆使し、隙間や歪みを最小限に抑えながら施工を進めました。こうした細部へのこだわりが、船全体の安全性を高める要となっており、お客様からも高い信頼をいただいています。

貨物船ブロックの外業溶接・結合作業
貨物船ブロックの外業溶接・結合作業において、弊社は大型ブロックを造船ドックにて精密に据え付ける作業を担当しました。複数の重さ数十トンにも及ぶブロックをクレーンで慎重に配置し、1mm単位の誤差も許されない精密なアライメント調整を実施。その後、多層溶接技術を駆使して強固に結合し、船体全体の剛性と耐久性を確保しました。作業中は安全管理を徹底し、チーム全員が連携して効率よく施工を進めました。

貨物船の船殻溶接事例
弊社は鋼板の切断から加工、組立、そして溶接まで一貫して手がけ、船の基本構造となるブロック製作に携わりました。特に、船体の気密性と耐久性を確保するために、高度な溶接技術と厳密な品質管理を徹底しています。溶接部分の歪みや欠陥を最小限に抑え、安全で強固な構造を実現することを第一に考えています。加えて、納期を厳守しつつ、造船所の厳しい品質基準をクリアしたことで、高い評価を得ることができました。
